もう6月も終わるのか、時がたつのが速すぎるんだが

ちょっと考えたことをメモ代わりに。
松岡農水大臣が自殺しちゃったんだけど、たとえばマスコミがいじめ自殺を報道するときなんかに
えてして「どんなに苦しくても自殺をしちゃいけませんよ」みたいなことを言うけれども、今回は
そういうことは言わなかった。なんでマスコミは今回言わなかったのかを考えてみると、たぶん
こういうことなんだろうという自分の中の結論みたいなのができたからメモする。
松岡大臣は地位も高く、自民党の重鎮でもあるから自殺する理由として何かよっぽどのことがあったのだろう。
そこらへんの子供がいじめで死んだり、貧乏な大人が借金で死ぬのとは違い、もっと大きなものを松岡大臣
自ら背負って死んだのだと、マスコミは考えてるんではないかなあと。
私なんかは大臣の命も普通の人の命も同じ重みをもっていると思っているのだけれども、少なくとも
マスコミは、そしてひょっとしたら国民の大部分の人も、心の奥底で松岡大臣が死ぬのは死ぬのに値する
状況であり、また自ら死を選ぶのに値する地位にあったと、考えているのかもしれないと思った。

日本は、主権在民憲法を持って60年ぐらい経つんだけれども、国民はひょっとしたら、まだ封建的な
パラダイムのなかに生きているのかもしれないなあと、考えた。